下北沢の思い出(8月31日K-PROカーニバル@北沢タウンホール)

久しぶりにお笑いライブを観に東京遠征した。

せっかく東京にいくのなら、と金曜日仕事終わりに車で横浜に向かい、カレーを食べて夜の横浜を散策して、府中のビジネスホテルに泊まる。

早めの朝食に深大寺の蕎麦をいただく。いつも混んでて諦めていた『湧水』。早めに着けたので10分も待たずして着席。『上湧水天ざる』をいただく。つるつると喉越しが良く、噛むとしっかりコシがある。蕎麦自体の味がそこまで強くなく、好き嫌いなく誰でも美味しくいただけそうな蕎麦だ。天ぷらも軽く揚がっていて全然胃もたれせずに食べれる。つゆも非常にシンプルで飽きがこない。非常に美味しかった。さすが深大寺蕎麦の有名店。お土産で買った蕎麦ようかんも非常に美味。プルプルの食感と優しい甘さとほんのり抜ける芳ばしい蕎麦の香りが羊羹の概念を優しく打ち砕いてくる。旅の同行者は蕎麦より感動した!と言っていた。それもどうなんだ。でもそれくらい美味しかったし、他で食べたことのないものなので印象的だった。その後、深大寺を散策し、私の生まれ故郷を車で放浪し、下北沢へ。

下北沢といえば私の青春。小田急沿線に生まれ育った私には、下北沢は気軽に行ける若者の街。友達と電車で少し出かけたい時、何をするでもないけど候補にあがる下北沢。金もない、特に物欲もない学生時代の私はローファーで歩き疲れ足が痛くなるまで下北沢をうろうろと徘徊した。私が今思うと恥ずかしいまでに惚れ込んだ美容師さんがいた美容院も下北沢にあった。(社会人になって転勤してからもわざわざ下北沢に通うほど惚れ込んでいた。明るく優しく少し不器用でとても魅力的な人だった。)すごく好きだったな。地元の秋田に帰ると聞いてショックを受けたけど、最後の記念に、と撮ってもらった写真には照れと嬉しさが同居して腫れ上がったような笑顔の私が写っている。とても幸せな写真のはずなのに、ぱんぱんの自分の顔を見るのが嫌であまり見返せていない。私が邪魔なんだよな。私以外の部分は最高の写真なのに。

下北沢の旧改札口が閉鎖される時の曽我部恵一弾き語りライブにも行った。改札前で歌う曽我部はまるでMVの中の世界だった。テレフォン・ラブを歌ってくれて、私は生でそれを聞くのが初めてだったのですごく嬉しかった。あの絶妙な合いの手ができたことに感動した。帰りも友達とずっと「T・E・L・E・P・H・O・N・E〜 イェーイェー テレフォン・ラブ〜♪ 」と歌いながら帰った。そんなことで盛り上がれる友達がいることがとても幸せだなと感じた。シティー・カントリー・カフェにも行った。友達が『すーちゃん』を教えてくれる。当時まだ20歳そこそこの私は、淡々とした話だなと思いながら一読し、途中でやめてしまったのだけれど、後日改めて読んだらとても心に刺さってしまった。

下北沢は音楽や本、洋服まで含めた様々なカルチャーに出会えた場所。もっと活発な学生として、SHELTER、GARAGE、CLUB Queなどに通っておけばよかった、と今になって思う。ノスタルジーと後悔も渦巻く街。大工事はいつ終わるんだろうか。元の地形すら忘れてしまいそうなので早く再開発の完了した下北沢を見てみたい思い。

 

さて、今回の下北沢遠征のメインはK-PROカーニバル@北沢タウンホール

元々は、中村佳穂×UAの名古屋クワトロでのコラボライブのチケットを取ろうと思っていたのだが瞬殺で無くなり、悔しい気持ちから思わず取ったチケットだった。出演陣がとても豪華だったので、あの時とっさの切り替えでチケットを取った自分を褒めたい。

個人的に特に楽しみにしていたのは、宮下草薙、まんじゅう大帝国、ザ・マミィ、コウテイコウテイがこんなに早く、しかも東京で観れると思っていなかったのでとてもわくわくしていた。元々出演予定のマツモトクラブもとても楽しみにしていたのだけれど出演できなくなってしまったのは非常に残念だった。その代わり、直前に発表された追加ゲストがうしろシティでとても嬉しかった。令和突入とともに一気に脂がのっている令和の怪物と未来の高額納税者をついに生で。

前段が非常に長くなってしまった。以下、ライブレポ。

ネタ自体のネタバレはなるべく無いようにレポートするつもりだが、実は今回のライブから、動画配信サービスの”Paravi”でK-PROのライブ映像が配信されるらしい。フリートーク部分が配信されるかはわからないけれど、フリートーク部分は備忘録も兼ねて少し触れる予定なので、もしも少しでもネタバレしたく無い方はそっとブラウザを閉じてください。

 

オープニングMC:まんじゅう大帝国、ザ・マミィ

まず、最初に舞台に現れたのはまんじゅう大帝国とザ・マミィ。なんてほのぼのと可愛らしい組み合わせ。まんじゅう大帝国、出会ったのがだいぶ初期だったということと、お二人の童顔とも言い難いけれどなんだかキャラクターのような可愛らしいビジュアルから、いつまでも揃いの衣装でコミカルにもちもちと動く山上兄弟のような微笑ましい目で見てしまう。と書いてからふと気になって調べてみたら、山上兄弟もまんじゅう大帝国も同世代だと気づいた。なんと。ふと思い浮かんだ「てじな〜にゃ」がこんな繫がりを見せるとは。まさにイリュージョン、手品のようだ、と思い浮かんでしまったのだけど、令和の時代にこんな寒々しいことを真顔で書こうとしていたなんて自分のナンセンスさに失笑。供養。

舞台上の二組からは、非常に可愛らしい、平和なやりとりが繰り広げられていく。

ザ・マミィの平場の喋りを見るのはテレビ以外で初めてなのだけど、なんとも素敵な空気感だ。酒井さんがずっとふわふわしていて、英文をそのままGoogle翻訳かけたみたいなたどたどしい日本語で話し始めたり、話しながらまんじゅうの方にジリジリと近寄って行って林田さんとがっつり被って縦のフォーメーションになってしまったり。話の途中で、「ねぇ?」って林田さんに同意を求めようとして、舞台に完全に背を向けて顔を付き合わせて、林田さんとの距離感に驚いたようなリアクションの酒井さんと、思わず声をあげて笑ってしまう林田さんのやりとりがとても微笑ましく面白かった。「こんな広い会場で、縦のフォーメーション?!」

ENGEIグランドスラムに出演した時のこと。かが屋→まんじゅう大帝国→ザ・マミィの流れがまさにK-PROライブを彷彿とさせてあまり緊張せずにいられたという話は少し感慨深い。あんな特別感のある特番で、自分のホームのように芸事ができる心と、その環境を作り出せる横の繫がりは素晴らしい。こうやって横の世代で団結してのびのび活躍してくれるのなら、確かに周りは安心できるし扱いやすい。こうやって世代ごと躍進していくのかと思うと。すごいぞ「第7世代」。

それ以外にもENGEI関連で楽しい話がいくつか。最初の、友近さんとCHAGEさんが歌って第7世代が浴衣でわちゃわちゃするシーン。林田さんはリハの時から楽しすぎて、本番になるときには、笑顔が広がりすぎて、その割れ目から顔がベロンと裏返って、自分の内側が外側に出ちゃうんじゃないかと不安になっていたらしい。はやる気持ちを一生懸命抑えながらはしゃいだとのこと。

竹内さんのせり上がり時カメラ目線に関して。出番前に、マネージャーさんとどんな顔でせり上がればいいか、というのを話していた竹内さん。ちょっと座りのいい顔をしようと思っている、と言う話をしたら、マネさんから「せり上がり時のカメラは、コンビどちらかの側から撮影している。赤いランプが付いていたら、そっちが撮影しているから、カメラ目線でも狙ってみたら。」と言われ、「そ〜っすね〜」など軽くやりとりをしていた。実際にせり上がっていく時、少し顔を作って楽しんだあと、ふとカメラを見ると赤いランプが付いている。「お〜!俺の側だった!!」と嬉しい気持ちをぎゅっと噛み締めた顔があの顔だったらしい。録画の残っている人はぜひチェックしてみてください。とてもいい表情されてます。

バッジの話。竹内さんの家には、皆勤賞の賞状など、あらゆる”おめでたいこと”に関するものを飾ってある「おめでたい棚」があるらしい。ENGEIのバッジはそこに飾ってある。林田さんは、いつか面白いことが起こるるかもしれない、と常に手持ちのバッグに入れて持ち運んでいたらしいが、ちょうどライブ当日にカバンから出して部屋で保管することに決めたらしい。酒井さんは実家の神棚に祀ってあって、毎日拝んでいるらしい。このバッジを持っていたら養成所の講師にもなれる、と主張し始める酒井さん。印籠のようにかざしながら「静かにしなさ〜い」なんて言う講師は嫌だよね、と言う話で終わりかけたところ、「講師を目指すよりも、ちゃんと芸人としてもっと活躍していこうよ」と突っ込んだ林田さんが素敵だ。

 

■さすらいラビー 宇野さんの自己紹介

 私は初見のネタ。冒頭にふさわしい達者感とスピード感。中田さんのツッコミボケが冴えていた。とても面白い。途中ちょっとした毒吐きで会場がとてもうけていた。お笑いライブ事情に疎い同行者は訳がわからそうにだんまりしていた。

■おせつときょうた 新しいことわざ

 初めてちゃんとネタを拝見した。ありそうことわざネタはいろんな芸人が手を出していたりするけど、ことわざとしてありそう、よりも、シチュエーションとしてありそう、の方に振ったあるあるネタに近いものだった。平和な世界観でずっとみていられる。

■ランジャタイ 小・中学生の頃の話

 初めて生で観た。最初から最後まで笑いっぱなしで、涙が止まらなかった。すごく長くやっていたようにも思うし、幻みたいに一瞬だった気もした。とんでもない。もっと生で観たいと思った。

■まんじゅう大帝国 お金を増やしたい

 ずっと二人のやりとりを聞いていたい。紙幣は印刷できる枚数が決まってる、特別な紙・特別なインクを使ってる、と正しい知識を持って竹内さんを制してくるかと思いきや、勘違いを優しく泳がすバランスがいつ聞いても最高。関連して出てくるワードのチョイスが絶妙。絵を描くといえば世界堂だよね。オチでにこにこになる二人でこっちも笑顔に。

 

中MC①:うしろシティスタンダップコーギーパーパー

ほとんどスタコにスポットライトが当たり続けたMCタイム。このライブの前にも無限大ドームでライブがあって(〜俺のラブソング!〜)、慣れない無限大の演出(出囃子鳴ってる間、照明がぐるぐる回ってステージを照らす)に、出るタイミングがわからなくなったうどんさんが舞台に飛び出して、「あれ?まだ出るタイミングじゃなかった?」と不安になって急いで袖に戻ってからまた舞台に出ようとして、わちゃわちゃしているうちに尻餅を付く形で舞台上で一人で大コケしたという話が、まさに、といった感じですごかった。転び方のたとえで、「昔インパルスの堤下さんがやっていた、テディベアの一発ギャグみたいに・・・」とうどんさんが言っていて、私は爆笑した。会場にも何人か爆笑している方がいたけど、演者含めポカンとしてしまって、うどんさんと一部の客だけが爆笑している光景を三森さんがしっかり突っ込んでくれた。

うしろシティのお二人は、スタンダップコーギーの二人とはほぼ初めての共演らしく、うどんさんが奇声を発してしまう、ネタがうまく進んだことがない、といった説明にずっとはてなを散らしてました。パーパーに「何かこの二人にアドバイスはないの?」と振ると、星野さんは「意外と芸歴長いから言えることがない」、あいなぷぅは「メガネしているとまともに見えるのに、実際がそうじゃないから、メガネを外した方がいい」との意見。うどんさんが、メガネを外すとイケメン、山田孝之に目元が似ている、という話で眉毛より上、目元より下、をそれぞれ手で隠してみんなに似ているかどうか意見を仰ぐうどんさん。結局、「山田孝之の”そこ”だけ注目して見たことないからわからない」という結論。今日のスタコはちゃんとネタができるのか、果たして三森さんはボケることができるのか。と煽りを入れて締め。

■ストレッチーズ 水掛け論

 好きなネタ。非常にテンポがよく、ツッコミワードも頭に残りやすい。お笑いに詳しくない同行者が、一番印象に残ったと言っていた。後半、立場が逆転したり、また戻ったり、気づいたら事実が裏返ったり、裏返るべきことが裏返らなかったり。”ウケ”と”面白い”のバランスが絶妙。

ナイチンゲールダンス お金持ちのパーティをぶち壊す

 ちゃんとネタを見るのは初。勢い系に見えて、一つ一つのボケがしっかりしてる。このネタだけを見た状態では、どっちがボケでどっちがツッコミなのか断定しづらいようなコントネタ。面白い。ネタ内のキャラもあって、ヤスさんの漫画の主人公オーラがすごかった。他のネタも見てみたい。

■ザ・マミィ うーちゃん

 やったー!生でみれた〜!ととても嬉しくなった。MCでのたどたどしい酒井さんをみた後なので、やっぱりこの人はコントの人だ…となぜか胸が熱くなった。うーちゃん可愛い。林田さんの演技が最高。

スタンダップコーギー 自殺を止める

 初めて見るネタだったので、本当にどこまでが台本通りで、どこまでがアドリブなのかわからないまま終わった。どっちにしたって面白い。三森さんが、出したかったボケどしっかりできたみたいで、こっちも嬉しくなってしまった。

コウテイ ホスト

 生で見るコウテイはすごい。勢い100万倍〜◎ライブ尺で見るのは初めてなので、みたことないくだりなどが差し込まれていて全部面白かった。マイクを微調整していい声を届けようとする九条さんがなんか素敵だった。ランジャタイ、ナイチンゲールダンスの時も思ったけど、舞台上って広いんだなぁと感じた。

 

中MC:さすらいラビー、ランジャタイ、コウテイ

東西のわちゃわちゃをまとめるためにMCを頼まれたというさすラビ。九条さんのズィーヤを真似て「ヤーズィ」と、動きも言葉も逆のギャグを何度もやる国崎さんがよかった。コウテイとランジャタイは共演したことがあって、その際、国崎さんは舞台袖ではしゃぎすぎて、幕引きなどを担当しているスタッフさんが乗っている脚立?椅子?にぶつかってスタッフさんを落としそうになってしまい、本当にその劇場を壊してしまうところだったとか。後でしっかり謝ったそうです。その時か、別の時か、うろ覚えですが、ランジャタイがネタやってて、なんかすごく盛りだくさんだな、と思って後から聞いたら17分ネタやってたらしい笑。すごい。17分の漫才見たい。

ランジャタイもコウテイも、みんな髪型が変だ、という流れ。国崎さんは千円カット、コウテイの二人は一応美容院?(よく覚えていない…)、伊藤さんは?と振られると、「自分で切ってる」「自分の髪の毛を誰にも触らせたくない」と強烈なクセを発揮していた。コウテイ、国崎さんが楽しそうにしていてよかった。この話の流れの中で、中田さんが一生懸命髪をかきむしって変な髪型になろうとしていた(なれなかった)のが良かった。

 

パーパー 別れ話

 好きなネタ。あいなぷぅも星野さんも、演技がすごくうまいのか、それぞれのキャラにあったネタを作るのがうまいのか、いつもキャラと二人の親和性がよくて素敵。ところどころ、見たことある内容から台詞が絶妙に変わっていて良かった。

ファイヤーサンダー 寿司屋

 初めて見るネタ。設定などはよくありそうなモチーフなのに、突っ込みの発声、大将のキャラクターが何とも面白くて、こんなの、笑っちゃうよ。個人的にはオチがとても好きだった。

宮下草薙 グッズ

 初めて見るネタ。新鮮な気持ちでネタがみれて、しかもそれがとても面白くて、すごく良かった。宮下さんが考える、”宮下草薙のグッズ”が何とも絶妙で、それが面白かったし結構ウケていた。大きな掴みの前の小ネタ、あえてなのかはわからないけど、新しいフェーズに突入しそうな二人にワクワクした。草薙さんのボケがウケすぎて、宮下さんのツッコミが聞き取れなかった部分があった。残念だったけど、それくらいウケていた。

うしろシティ 会議

 初めて見るネタ。金子さんの役が何とも金子さんで、すごく良いネタだった。ネタに関わることになりそうなので詳しく言えませんが、同行者との間で国名を略すのが少し流行りました。小ネタの伏線回収の絶妙な緩急が良かった。

 

エンディングMC:宮下草薙+全員集合

宮下草薙が二人で登場し、みんなが出てくるまで不安そうに袖をちらちらとみる草薙さんが、らしくて良かった。慣れないMCにわたわたする草薙さんと、段取りの書いたカンペを見ながらも積極的には仕切らないマイペースな宮下さんの対比が宮下草薙っぽくて良かった。まずは関西ゲストのコウテイに話を振ろうとる草薙さん。九条さんが、「みんな写真撮ってるけど、良いの?」と質問して、草薙さんが「エンディングは写真撮ってもいいんです!」と行った後に宮下さんを睨みつけるようにして「本当は宮下がそういうの言わなきゃいけないんだよ。宮下が言わないから九条さんがフォローしてくれた…」とぶつぶつ言っていたけど、宮下さんは悪びれる様子なく、スンとしていて良かった。写真撮影OKとわかった九条さんが宮下さんの横に行って宮下さんの肩に手を置くようにポージングをしながら、写真撮ってくださいと言わんばかりのキメ顔をしているのが、まさにファン歓喜といった感じ。まんざらでもなさそうにキメ顔をする宮下さんも良かった。対抗するように、下田さんが草薙さんのところへ行ってわちゃわちゃしてるのも良かった。二人で手押し相撲をする流れになるも、草薙さんが本当に手押し相撲を知らなさそうでポカンとしていた。速攻で草薙さんが負けていたが、負けたことすら自覚していないようだった。

草薙さんが話してみたい人を呼び出してみよう、という流れになって、うーんと散々悩んだ草薙さんが指名したのはファイヤーサンダー崎山さん。崎山さん本人も、周りも、何で??ってなりながらも崎山さんが舞台中央に。藤田さんも付いてくる。お決まりの一発ギャグも披露。結局、何で崎山さんを指名したのかもわからないまま、目立ったハネもなく舞台上が困惑に包まれたところで、癇癪を起こして崎山さんを舞台中央から端に追いやる草薙さん。どんな仕打ち?

その後、トリを務めたうしろシティから阿諏訪さんを舞台中央に呼び出すも、結局話が弾まずに「下がれ下がれ!!」と癇癪を起こして阿諏訪さんの背中を押して端へ追いやる草薙さん。

「他に誰か、話したい人いませんか?」「告知とか、ありませんか?」と挙手を煽るも、散々な仕打ちを目の当たりにして誰も前に出たがらない。コウテイがこの後のライブに続けて出る旨告知した程度だったかと。

そんな中、ランジャタイ国崎さんが挙手して、マツクランジャタイ(マツクラさんとの合同ライブ)の告知をして、モノマネをしたいと言い出す。伊藤さんに「手をこうして、」と布団役を任命。国崎さんもその横で布団で寝るようなジェスチャーをした後、「はっ!…気のせいかっ。」と放置少女の草薙さんのモノマネを披露。草薙さん「それ俺じゃねーか!」さすが。

最後の締め後、暗転後みんなゆっくりはけていく中、最後に軽く客席を振り返ってお辞儀した草薙さんが印象的。そういうところか。

 

ライブ中、どこの下りだったか忘れてしまったのだけど、「お前もう喋んな!春日部紅さそり団みたいにしとけ!」っていうツッコミがあって、めちゃくちゃ笑ってしまった。懐かしい。スタコのうどんさんが言っていた気がするけど、うろ覚え。

 

久しぶりにお笑いライブが生でみれてとても楽しかった。どのネタも多種多様に面白く、改めて豪華メンバーだったな、としみじみ。観れて良かった。

帰りの車で、漫才師・コント師それぞれにとってのオチ、「ウケの量」と「面白い」の差、などを悶々と考えていた。深いテーマだ。お笑いに詳しくない同行者が、宮下草薙スタンダップコーギー、ストレッチーズは特に面白かったと言っていた。でも横で観ていて、同行者のウケ量が多いな、と感じたのは別のコンビだった気がしたから、やはりその場で瞬発的にウケる”面白い”と、心に残る、印象に残る意味での”面白い”はまた別なのか、などと考え始めると楽しかった。

もっとたくさんライブに行きたい。是非、東海地区にも劇場を作って欲しい。

 

下北沢から群馬へと移動して、軽井沢に一泊したので、その辺の話も近いうちに書きたい。そのうち、近々。